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「Non-Cellular Wireless Interface Module 2005」レポートサマリ
2005.5.23
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■拡大する携帯電話用非携帯無線インターフェース
〜2009年の搭載率は、Bluetoothが56.5%、GPSが38.2%に拡大〜
- ナビアンでは、「Non-Cellular Wireless Interface Module 2005」と題した調査レポートを発刊した。
本レポートでは、1.Bluetooth 2.GPS 3.TV(アナログ・デジタル) 4.無線LANの4つのNon-Cellular Wireless Interfaceを対象とし、携帯電話における採用状況及び2009年までの普及予測を行っている。
- 更に、これらインターフェースに使用されるチップセット・モジュール、主要高周波部品(チップアンテナ・バンドパスフィルタ・水晶部品等)の市場規模算出及び市場予測を同時に行った。
Non-Cellular Wireless Interfaceは、携帯電話の持つ通信機能ではカバーし切れない用途を担うもの。
- 何れのインターフェースも、今後携帯電話での搭載が急テンポで進むと期待されている。
ただ、インターフェースの持つ特徴や仕様によって、その普及レベルは異なることになりそうだ。
本レポートでは、インターフェース別の携帯電話の搭載台数及び搭載率は、下記のように予測した。
| 1.Bluetooth |
2005年(見込)182.8百万台(24.8%) |
→2009年(予測)480百万台(56.5%) |
| 2.GPS |
2005年(見込)90.1百万台(12.2%) |
→2009年(予測)325百万台(38.2%) |
| 3.TV |
2005年(見込)3.9百万台(0.5%) |
→2009年(予測)109百万台(12.8%) |
| 4.無線LAN |
2005年(見込)14百万台(1.9%) |
→2009年(予測)75百万台(8.8%) |
■性格の異なる4つのインターフェース
〜規格の標準化状況やキャリアサービスとの関連性などで採用率に明暗〜
- GPSやTVは用途が明確なインターフェースだが、Bluetoothや無線LANといった近距離無線インターフェースは特定の用途はない。
- TV放送は、国や地域によって使用される放送規格・周波数が異なる一方、他のインターフェースは基本的に世界共通の仕様となる。
- 携帯電話へのTV搭載の起爆剤と期待されるモバイル向けデジタル放送は、規格仕様だけでなく、実用化時期も国や地域毎に異なる。
- また、携帯電話の通信機能を使ったストリーミング放送との競合が予想されることや、アメリカなどモバイル向けの放送規格の本命が定まらない国・地域もある。
- 携帯電話向けを想定したデジタルTV放送は、2005年5月より韓国でT-DMBとS-DMBによる放送が実用化されているが、その需要台数はまだ限定的だ。
- 2005年は日本を中心としたアナログTVチューナ搭載端末が過半数を占める見込み。
- 日本の1セグ放送や欧州のDVB-H、クアルコムがアメリカ等で商用化を予定するMediaFLO等、世界レベルでの実用化は、2006年からとなる。
- ただ、携帯電話へのTV放送サービスは、携帯電話キャリア及び放送事業者双方における収益モデルの確立には時間がかかると予想され、実用化当初から幅広い端末にTVチューナが搭載されることはなさそうだ。
- 「幅広い機種にTVチューナを採用するには、世界の主要なデジタルTV規格に対応するマルチモードチューナーの実用化が必要。」(大手携帯電話メーカー)といった声もあり、世界レベルでのTV付携帯電話の本格普及には、しばらく時間がかかることになろう。
- Bluetooth・GPS・無線LANは、世界共通の仕様を持つものだが、用途・目的によって採用要因が異なる。
- 「アプリケーションが定まらない。」と言われてきたBluetoothは、ワイヤレスヘッドセットと組み合わせた携帯電話通話のハンズフリー化が、キラーアプリとして認知されつつあり、採用が急増している。
- フルモジュールの価格も、2005年は500円を切るレベルが見込まれており、携帯電話におけるBluetoothの採用は一段と加速しそうだ。
- 「ヘッドセットしか用途がない。」と指摘されるアプリケーションも、普及率の向上や今後予想されるデータスループットの高速化等によって、多様化する可能性が高い。
- Bluetoothによるハンズフリー通話は、各国で規制強化が進む運転中の携帯電話使用の規制による通話時間の減少をカバーするといったメリットを携帯電話キャリアに提供するが、携帯電話キャリア自体にサービス開発の負担を求めない。
- この点で、VOIPが当面のキラーアプリとされる無線LANと大きく異なる。
- 無線LANによるVOIPは、携帯電話キャリアの対応が必須で、キャリア毎の対応姿勢によって採用率は大きく左右されよう。
- また、携帯電話への無線LANの搭載は、Skype等の無料IP通話ソフトの普及など、下手をすると携帯電話サービスの収益性を大きく低下させる可能性も高い。
- 「他の機器とのデータ通信、例えばカメラ付携帯の画像データをパソコン等に転送する用途として有望。」といった声もあるが、物理層へのUWBの採用など高速化が予想されるBluetoothとの競合もあり、一時期のBluetoothのように明確な用途を見出せない状況が続く可能性が高い。
- GPSは、アメリカのE911から始まった位置情報特定通知機能の携帯電話への搭載義務付けが最大の普及要因となっており、今後も他の国・地域における同様の法規制の実施が普及の鍵となる。
- 日本や欧州等では、2007年から2008年にかけてE911同様の施策が予定されており、GPS搭載携帯電話の普及率は一段と高まることになりそうだ。
■チップセット・モジュールに加えて周辺部品市場も拡大へ
〜2009年チップセット・モジュールの市場規模は、2,056億3,200万円・2,637億1,000万円に〜
- Non-Cellular Wireless Interfaceの普及拡大に伴い、チップセット・モジュール及び主要な高周波部品の市場も拡大する。
- 今回対象としたインターフェースのチップセット・モジュールの市場規模は、2005年でチップセット836億7,800万円、モジュール922億2,200万円の見込み。
- 2009年の市場規模は、チップセットが2,056億3,200万円、モジュールが2,637億1,000万円に拡大すると予測した。
- チップセットやモジュールの需要数量は、各インターフェースを搭載する携帯電話の生産台数と必ずしも等しくならない。
- チップセットの場合、Non-Cellular Wireless Interfaceの機能の全部又は一部が、携帯電話用チップセットに集積化されるケースが一定規模ある為。
- Qualcommの携帯電話用チップセット等で、GPS機能の全て、Bluetoothや無線LANのベースバンド部を集積化している例がある。
- 現在、こうした手法はQualcommのチップセットが独占的なシェアを持つCDAMでの採用が大半を占めているが、今後UMTS端末での採用も広がりそうだ。
- Non-Cellular Wireless Interface用に専用のチップセットを使用する場合、モジュールを採用するケースとチップセットと周辺部品を携帯電話のマザーボードに直接実装する"オンボード"の二通りの搭載手法がある。
- この為、数量ベースにおけるモジュールの需要規模は、チップセットの需要規模よりも小さくなる。
本レポートでは、インターフェース毎に専用チップセット及びモジュールの採用率を予測した上で、チップセット・モジュールの市場規模の算出と予測を行っている。
- また、各インターフェースの実装方法やチップセット及びモジュールに使用される基板の仕様によって、アンテナやBand Pass Filter、水晶部品(TCXO/水晶振動子)等の高周波部品の需要も異なる。
- 本レポートでは、インターフェース毎に主要な高周波部品の採用ケースを分析し、需要規模算出と予測を同時に行った。
- 対象とした高周波部品は、1.チップアンテナ(TV用を除く) 2.アンテナ制御モジュール(TV用) 3.Band Pass Filter 4.Triplexer(GPS用) 5.水晶振動子 6.TCXOの6製品である。
※レポートの目次・発刊概要等は、こちらへ
Non-Cellular Wireless Interface Module 2005
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