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RF Devices / Modules
For Cellular 2003-SUMMARY-
10 Aug 2003
◇はじめに
ナビアンでは、携帯電話及びPHS用の主要高周波部品・Moduleの需要動向及び製品開発動向を調査・分析し、2003年における市場規模見通し及び2006年における市場規模予測を行った。
調査対象とした製品は、下記の通りである。
2003年の新しいトレンドとしては、FBAR Duplexerの市場拡大が最も大きなものと言えそうだ。
現在、Agilent Technologiesが独占的に量産するFABARだが、Infineon Technologies等の新規参入企業の増加やDuplexer以外の用途拡大等から、今後SAW
Filter市場をも脅かす存在になる可能性もある。
また、Front end Moduleは、パワーアンプとAntenna Switchを一体化したAntenna Switch + TX
Moduleの市場が顕在化する。
既に、MOTOROLAでは、自社設計のGSM端末の全量でAntenna Switch + TX Moduleを採用、他の大手GSMメーカーでの採用計画も具体化してきている。
更に、トランシーバICやBand Pass Filterを一体化したRF Moduleの製品化も検討されはじめており、Front end
Moduleは半導体色の強い製品になっていきそうだ。
--調査対象高周波部品・Module---
1.Built-in Main Antenna
2.Front-end Modules
2-1.Antenna Switch Module
2-2.Antenna Switch + RX
2-3.Antenna Switch + TX
2-4.Antenna Switch + RX + TX(RF Module)
2-5Duplexer + TX(For CDMA)
3.RX Module
4.Duplexers
4-1.Dielectric
4-2.SAW
4-3.FBAR
4-4.LTCC
5.RF Band Pass Filters
5-1.SAW
5-2.Dielectric
5-3.LTCC
5-4.FBAR
6.Isolator
7.VCO
8.TCXO
9.Bluetooth
9-1.Bluetooth Module
9-2.Band Pass Filter For Bluetooth
10.GPS
10-1.Ceramic Antenna
11-2.Triplexer
11-3.SAW Filter For GPS
(1)主力部品の大幅な単価下落と需要減退で市場は大きな転換期に
本レポートで対象とする携帯電話及びPHS用の高周波部品・Moduleの総市場規模は、2002年で2,354億7,000万円となった。
2001年の携帯電話の大幅な生産調整と部品単価下落に見まわれた2001年の反動もあって、前年比で113.1%と高い伸びとなったが、2000年の4,074億46,600万円には遠く及ばない。
そして、2003年の市場規模は前年比95.7%の2,253億3,900万円と減少する見込みだ。
数量ベースでは、前年比105.7%とプラスとなるものの、マイナス9.5%と高い部品単価の平均下落率をカバーできない。
製品別では、市場に占める構成比の高いBand Pass Filter、TCXO、VCOが伸び悩む。
特に、VCOの2003年の市場規模は、前年比71.8%の246億6,000万円にまで落ち込む見通しだ。
一方、Front end ModuleやBluetooth用高周波部品・Modul(Bluetooth Module/RF Band Pass
Filter)は拡大基調にあり、VCOの市場規模を上回る見込みだ。
2003年におけるFront end Moduleの市場規模は、前年比105.7%の321億6,700万円の見込み。
また、Bluetooth Module及びBluetooth用Band Pass Filterを合わせたBluetooth向け高周波部品・Moduleの2003年の市場規模は、前年比162.0%の253億7,100万円を見込む。
今後、携帯電話向けの高周波部品・モジュールの市場は、Front end ModuleとBluetoothが市場拡大の牽引役となる。

(2)携帯電話/PHSの生産台数は、2003年4億7,950万台の見込み
2003年の総生産台数は、前年比で108.0%の4億7,950万台と推定した。
この内、PHSを除くCellular Phoneの生産台数は、4億5,450万台(前年比106.0%)の見込み。(何れも、部品需要規模を前提とした生産台数)
一方、中国で需要が急増しているPHS端末の生産台数は2,500万台で、前期比208.3%の大幅な増加が見込まれる。
2006年における携帯電話及びPHS端末の総生産台数は、5億8,400万台と予測した。
2003年から2006年迄の年平均伸び率は、7.1%である。
2006年の総生産台数の内訳は、携帯電話が5億3,400万台で年平均5.6%の伸び率、これに対してPHSは5,000万台で年平均42.9%の高い伸びとなる。(年平均伸び率は、何れも2003年から2006年迄の年間伸び率)
今後、中国やインド等における移動体通信端末の普及は、GSMを中心とした携帯電話端末に加え、より低価格な移動体通信サービスを可能とするPHSの存在感が増してくるとの見方が強まっている。
GSMやPDCとのデュアルモード端末を含めてWCDMAの生産台数は、2003年で450万台の見込みで、2006年の生産台数は4,600万台にとどまると予測した。

(3)BluetoothやGPSといった新規インターフェースの採用が拡大
Bluetooth及びGPSといった携帯電話用の新規インターフェースの採用の拡大傾向にある。
2003年におけるBluetooth搭載携帯電話の生産台数は、4,130万台と推定した。
これは、2002年のBluetooth搭載携帯電話の生産台数1,400万台に対して前年比295.0%の大幅な伸びとなる。
4億5,495万台の生産が見込まれる2003年の携帯電話の総生産台数に占めるBluetoothの搭載率は、9.1%となる。
これまでのところ、Bluetoothを搭載する携帯電話の殆どは、GSMとなっているが、2004年にはcdma2000及びWCDMAでの採用が複数の端末メーカーで予定されている模様だ。
2006年には、全携帯電話生産台数に占めるBluetooth搭載携帯電話のウエイトは48.7%となり、2億6,000万台の規模にまで拡大すると予測される。
また、GPS機能を搭載する携帯電話の2003年における生産台数も、前年比356.2%の4,630万台と大幅に拡大する。
これは、A-GPS方式によるE911対応を選択したアメリカのCDMAオペレータの多くが、A-GPS機能付きの端末販売比率を、2003年内に100%とすることを予定しているため。
今後は、GSM等、CDMA以外の携帯電話でのGPS機能の搭載拡大が見込まれ、2006年におけるGPS機能搭載携帯電話の生産台数は、1億500万台にまで拡大すると予測した。

(4)Front end ModuleとBluetoothが、今後の市場の牽引役に
本レポートで対象とする携帯電話用高周波部品・モジュールの総市場規模は、2006年で2,944億5,800万円に拡大すると予測した。
2003年からの年平均伸び率は、9.3%である。
但し、携帯電話のRF部に使用される高周波部品・モジュールの2006年における市場規模は、2003年見込みの1,971億3,000万円から,1,923億5,200万円の微減となる。
注目のFront end Moduleは、2003年の321億6,700万円から、2006年には535億1,000万円に拡大するものの、VCOの大幅な市場縮小に相殺される。
一方、Bluetooth及びGPSといった新規の無線インターフェース用のRF Devices / Modulesは、2003年見込みの282億900万円から2006年には1,021億600万円に拡大する。
※本レポート及びサマリ内の数値は、弊社による推定値です。
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